嘘恋シンデレラの原作は嘘と秘密と運命の恋?あらすじまで解説

少女漫画

「嘘恋シンデレラ 地味OLの私が次期社長に溺愛されるまで」は2024年6月に第1巻が発売されたばかりの新作漫画です。

タイトルの通り地味なOLが次期社長に溺愛されるまでのストーリが描かれていくような内容ですが、原作が嘘と秘密と運命の恋ということを聞いた方もいるでしょう。

そこで、この記事では原作はどの作品になるのか調査し、さらに物語のあらすじやレビューまで詳しく解説していきます。

嘘恋シンデレラの原作となっている作品は?

原作を調べたのですが、やはり噂通り原作は上乃凛子先生が執筆した小説「嘘と秘密と運命の恋」です。

この作品は、エブリスタで公開されており、現在は完結済みとなっています。

物語は30エピソードで構成されており、全て読むのに約6時間程度かかるボリュームとなっています。

原作小説は、登場人物たちの感情や心情描写が繊細に描かれており、恋愛だけでなく、それぞれが抱える秘密や過去が巧みに織り込まれたドラマティックなストーリーが特徴です。

また、コミカライズ版では描かれなかったシーンや、より深い心情描写も楽しめるため、小説を読むことで一層物語への理解が深まるでしょう。

エブリスタでは、スマホやパソコンから簡単にアクセスできるので、空いた時間に少しずつ読み進めることも可能です。

「嘘恋シンデレラ」の漫画版を楽しんだ後に原作に触れることで、新たな発見があるかもしれません。

特にシンデレラストーリーが好きな方にとって、原作小説は必読の作品といえるでしょう。

漫画の単行本は何巻まで読める?

嘘恋シンデレラの漫画単行本は、2024年10月1日に第1巻が発売されたばかりです。

現在は1巻までしか読むことができず、収録されているエピソードは第1話から第6話までとなっています。

価格は770円(税込)で、手に取りやすい値段設定です。

単行本1巻では、主人公・友梨子と杉原部長の運命的な出会いから始まり、物語の序盤の展開が描かれています。

原作小説の前半部分を中心にコミカライズされており、今後どのようにストーリーが進んでいくのか期待が高まります。

今後の展開によっては、友梨子が秘めた魅力を解き放つシーンや、彼女を取り巻く複雑な人間関係がさらに深掘りされることが予想されます。

2巻以降が発売されることで、物語全体の流れがより明らかになりそうです。

漫画はどこで読める?

出版社はU-NEXT、レーベルはU-NEXTcomicとなっていますが、U-NEXTを契約しなければ読めない、という訳ではありません。

少し前までは、コミックシーモアで先行配信されていましたが、現在では多くの電子書籍ストアで読むことが可能です。

ブックライブなど主要な電子書籍プラットフォームを利用している方であれば、分冊版を含めお使いのサービス内で読めるでしょう。

さらに、もちろん動画配信サービスとして知られるU-NEXTでも、この作品を読むことができます。

U-NEXTでは映画やドラマの視聴だけでなく、電子書籍も楽しめるため、すでに会員であれば漫画の購入や閲覧がスムーズに行えます。

このように、動画と書籍を一つのプラットフォームで楽しめる点は、U-NEXTの大きな魅力です。

しかし、原作小説である「嘘と秘密と運命の恋」は、電子書籍としては配信されていません。

そのため、エブリスタのような小説投稿サービスで読む必要があります。

よって、漫画版と原作小説の両方を楽しみたい場合、それぞれ異なるプラットフォームを利用する形になりますが、どちらも魅力的な内容なので、両方チェックする価値があります。

このように「嘘恋シンデレラ」は、電子書籍ストアや動画サービスなど複数の方法で手軽に楽しむことができ、読者のライフスタイルに合わせて選べるのがポイントです。

嘘恋シンデレラ 地味OLの私が次期社長に溺愛されるまでの漫画概要

あらすじ:地味OLと次期社長が織りなす運命の出会い

地味な髪型に大きな丸メガネをかけた、いかにも目立たない感じの女性である森下友梨子。

彼女が常にそんな変装をしているのは大学時代のとある事件がきっかけであり、本当は着飾ったりメイクをするのも大好きな誰もが振り向くような美女でした。

ある日親友の結婚式に呼ばれた友梨子は、嬉しそうに親友の結婚を祝っていたのですが、大学時代に自分の人生を滅茶苦茶にした若宮聖美とも再会してしまいます。

せっかくの幸せな気分を台無しにされてしまった友梨子は、気分転換のためいいホテルに泊まって夜景を見ながらお酒を飲み、嫌な事は全部忘れる事に。

そうと決まればいつもの地味な変装もやめ、本来の綺麗な姿でホテルのバーへ向かいました。

そこで偶然出会った同年代の男性から、お互い1人だという事で声をかけられてカクテルを御馳走になり、友梨子が「夜景を見たい」と言うと、男の部屋へ誘われる展開になります。

最初は警戒していたものの、友梨子はこの出会いで「何かが変わるかもしれない」という期待を胸に手を取ります。

変装していた男はショウ。

変装を解いていた友梨子はリリという偽名を使い、その夜男女の関係となるのですが、翌朝どうしたら分からなくなった友梨子は何も言わずその場を去ってしまいました。

しかしこの2人は同じ会社に勤める社員と次期社長で…。

ネタバレ:友梨子の大学時代

友梨子は大学時代、アルバイト先で出会った拓海と付き合っていました。

しかし2年経った頃から拓海の態度が冷たくなり始めます。

そんな時、相談に乗ってくれたのが後に因縁の相手となる友人だった聖美です。

気に入った男に彼女がいるとまず彼女に近づいて友達になり、油断させて男を奪うのが聖美の常套手段。

友梨子との関係も同じで、聖美は大学で「友梨子がセフレを探している」というデマを流し、相談に乗るフリをして友梨子から拓海を奪っていたのです。

こうして友人と彼氏から同時に裏切られた友梨子は完全に心を閉ざし、地味な恰好で大人しい人生を生きていました。

そんな閉ざされた心を開かせるきっかけとなったのがショウとの出会いで…。

噂のジュニア

友梨子の会社には「ジュニア」と呼ばれる男性がいました。

ジュニアの本名は「杉原将哉」。後に友梨子が補佐する相手であり、杉原製薬の社長の息子です。

次期社長で長身の超イケメン、さらに独身という事もあり、目を輝かせる女性は少なくありません。

彼氏と実家の犬にしか興味が無い美鈴ですら目を輝かせながら「別枠」というほどの存在でした。

そんな特別な人物から補佐を頼まれた友梨子。

しかし以前人事部にいた桐田さんは「他部署からの特別業務は普通あり得ない」といいます。

わざわざ友梨子を指名してきた事で、「見初められたのでは?」「ドラマチック!」とウキウキではしゃぐ美鈴。

3人は賑やかにランチを楽しみながら大盛り上がりしていました。

しかし、原部長が友梨子を選んだ理由はそんな浮ついたものではなく、怪しい動きをする専務の皆藤に情報を漏らしている女が友梨子ではないかと疑っていたのが本当の理由。

友梨子もまた、杉原部長から時々監視されているような視線には気付いていました。

結局慣れない仕事に加え、気疲れから高熱を出してしまった友梨子は会社で倒れてしまいます。

さらに気を失って倒れそうになった友梨子を、杉原部長が支えた時にウィッグが取れてしまったのです!

見どころ:お互い変装していて正体が分からない2人

本作のヒロインは綺麗な姿を隠すため、普段から地味な髪型のウィッグを使い、大きな丸メガネが特徴的。

対する「ショウ」こと杉原部長は純日本人なのですが、リリ(友梨子)と出会った時は尾行のため変装していて、ターコイズブルーのコンタクトレンズとウィッグで雰囲気を変えていました。

その結果、2人はすぐに会社で再会するのですが正体に気付くことはなく、翻訳業務で杉原部長の補佐として働くことになり、急接近しても全く気付く気配はなし…。

しかしそんなある日、友梨子は杉原部長がショウと同じ香水を使っている事に気付きます。

香水の香りでショウの事を思い出してしまう友梨子は、気分を紛らわせるために自分も香水をつけるのです。

今度はその香りでリリを思い出す杉原部長。それでもあまりに見た目が違うためまだお互い気付きません。

第1巻はこの後、友梨子のウィッグが落ちてしまうところで終わってしまうのですが「もう早く匂いで気付いてくれ!」とヤキモキさせられる展開が見どころとなっています(笑)

そして友梨子の同僚たちも見どころで、大人しい感じのヒロインが主人公の作品だと、職場で孤立しているケースも多いのです。

しかし、本作では最初から友梨子にとって頼もしい同僚や親友が登場します。

中でも特に魅力的なキャラとして登場しているのが、同僚の桐田さんと美鈴です。

桐田さんは2人の1.9倍生きているらしく、滅茶苦茶頼りになる先輩で、友梨子が困った時には優しくしてくれたり、的確なアドバイスで勇気づけたりしてくれます。

美鈴は絵にかいたような元気な後輩キャラで、天真爛漫という言葉がピッタリなキャラ。

ちょっとお調子者なところもありますが、いつもニコニコしていて見ているだけで元気が出るような性格です。

友梨子を含めたこの3人が、ご飯を食べながらワイワイやるシーンも本作の見どころの1つとなっています。

漫画レビュー:ヒロインが魅せる胸キュンのシンデレラストーリー

「嘘恋シンデレラ 地味OLの私が次期社長に溺愛されるまで」を読んで、まず最初に感じたのは、王道のシンデレラストーリーでありながらも、キャラクターの個性や心理描写が非常に丁寧に描かれている点です。

特に主人公・友梨子の心情の変化には共感できる部分が多く、物語に引き込まれました。

地味で目立たない自分を演じる友梨子が、実は秘めた魅力を持っているという設定は、一見ありがちな展開に思えるかもしれません。

しかし、彼女がその殻を破っていく過程は、過去の傷や葛藤を乗り越えるリアルなストーリーとして描かれており、感情移入せずにはいられませんでした。

また、彼女を取り巻く登場人物たちも魅力的で、特に杉原部長の誠実さと情熱には胸を打たれました。

一方で、友梨子に敵対するキャラクターや、因縁のある元カレなど、物語にスパイスを加える要素もしっかりと盛り込まれています。

特に友梨子の前に立ちはだかる困難は、読者にハラハラ感を与えつつ、彼女を応援したい気持ちにさせます。

さらに、それらの試練をどう乗り越えていくのか、先の展開がますます気になる構成になっているのが印象的でした。

絵については、キャラクターの感情が細やかに表現されており、ストーリーを盛り上げる重要な要素になっています。

ただ、個人的には一部のキャラクターのデザインに違和感を覚える場面もありました。

例えば、髪型や顔のバランスが気になる部分があったのも事実です。

しかし、全体的にはキャラクター同士の掛け合いや背景の描写が美しく、視覚的な楽しさが十分に感じられました。

結論として「嘘恋シンデレラ」は単なる恋愛ストーリーにとどまらず、自分らしさを取り戻す勇気や、他者との信頼関係の大切さを感じさせてくれる作品だと思いました。

甘さと切なさが絶妙に混じり合った展開に、これからも読み進めたいという気持ちが高まります。

この物語は、シンデレラストーリーが好きな方はもちろん、心に残るストーリーを求める全ての読者におすすめです。

嘘恋シンデレラの原作まとめ

「嘘恋シンデレラ 地味OLの私が次期社長に溺愛されるまで」は、王道のシンデレラストーリーを基盤にしつつ、キャラクターの個性が丁寧に描かれた作品です。

原作は上乃凛子先生の小説「嘘と秘密と運命の恋」で、エブリスタで公開されています。

原作では深い心情描写が特徴で、コミカライズ版では描かれなかったシーンも楽しめます。

漫画版の第1巻は2024年10月に発売され、1話から6話までが収録されています。

主人公・友梨子と次期社長・杉原部長の出会いや秘密の関係が軸となり、過去の傷を抱える友梨子が成長していく様子が描かれています。

登場人物たちの繊細な心理描写やドラマチックな展開に惹き込まれるこの作品は、読者に感動と胸キュンを与えてくれるでしょう。

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