白い結婚から三年は秋田書店から出版されている少女漫画で、作画が綺麗なので読みやすさがある漫画です。
そして、白い結婚から三年の原作は小説となっているので、小説家になろうで読めるのかは気になりますよね。
また、漫画は最近リリースされたばかりなので、どのような内容なのか分からない、という方もいるでしょう。
今回は白い結婚から三年のあらすじ、そしてなろうで読めるのか調査してみたので、ご紹介します!
白い結婚から三年の漫画あらすじ
現代では考えられないような、様々な困難な状況に直面するヒロインのリーゼ。
知恵と勇気を駆使して困難を乗り越える姿を描いた作品が「白い結婚から三年。旦那様、私と離縁してください」です。
明日食べるパンも無いような貧乏男爵家に生まれたリーゼは、ある日借金の肩代わりとして伯爵家へと嫁ぐことになります。
急な結婚とはいえ伯爵家に嫁ぐという事もあり、それなりの期待も抱いていたリーゼ。
しかし夫であるフレデリックにはミレーヌという愛人がおり、リーゼは新婚初日から2人の召使のような扱いを受けていました。
旦那様とその愛人からの冷遇と酷使。そんな日々が続き、リーゼは「どうにかして離縁できないか」と考えるようになっていきます。
離縁に必要なのは絶対的な証拠。彼女がこの耐え難い状況から脱出し、独り立ちを果たすための戦いが描かれています。
フレデリックがリーゼにしている仕打ちを証拠として提出し、離縁を認めるため夫婦と大司教のサインが必要となります。
その他にも離縁後の暮らしや仕事に関わる問題は山積みであり、リーゼはその一つ一つをクリアして離縁を目指す事になるのです。
物語の舞台は貴族社会ということで、普段の生活では見ることのできない風景や人間関係が描かれており、非常に引き込まれます。
また、あらすじは基本、小説と似たような流れになっているので、漫画と小説を読み比べてもさほど内容的には変わりません。
2024年4月からヤンチャンwebでコミカライズ化されているので、電子版で漫画を読むことが可能です。
ちなみに漫画は雪村理子先生が担当しています。
白い結婚から三年を小説家になろうで読める?
正式名称は「白い結婚から三年。旦那様、私と離縁してください」となりますが、この作品は小説家になろうでは配信していません。
そもそも、原作は椿蛍先生が手掛けており、エブリスタで連載されいた小説ですので、なろうとは関係がないのです。
エブリスタでは恋愛ファンタジー小説として大きな話題を呼んでおり、かなり人気が高い小説ですが無料で読むことができます。
また、小説家になろうで似たようなタイトルの小説としては、Y.ひまわり先生の「白い結婚3年目、お望みどおり離縁いたしましょう。」
あさぎ かな先生の「白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。」があります。
白い結婚から三年の漫画概要
ネタバレ1話:伯爵家への嫁入り
実家の借金を返してもらった見返りとして、伯爵家へと嫁いできたリーゼ。
親同士が決めた婚約でも無ければ、夫がべた惚れで手に入れた訳でもありません。
ただ何となく都合の良い女として召使と同じような扱いを受けていました。
夫と愛人からは嫌われているリーゼでしたが、元々仕事が出来るタイプ。
「伯爵家の旦那様」であるフレデリックから、仕事のほとんどを任せられていた事もあるぐらい仕事が出来る女性。
使用人たちや関係者からは評判が良く、大きな信頼を寄せられていました。
とはいえ、リーゼがいくら頑張っても金遣いの荒い夫と愛人のおかげで伯爵家は赤字続き。
十分な給金を使用人たちに払う事ができず、1人、また1人と使用人は辞めていき、このままだと伯爵家は破産する可能性まで出てきてしまいます。
そこまで説明しても、自己中な発言を続けるフレデリックを見たリーゼは離縁する方法を考え始めるのです。
偶然知り合い仲良くしてもらっているある宰相のアルウィンに相談を持ち掛けると、2つ返事で協力してもらえる事に。
ネタバレ3話:王宮の舞踏会
ある日王宮の舞踏会に招かれたリーゼ。
自分と夫と愛人の3人という奇妙な組み合わせで馬車に乗り、舞踏会へ向かう事に。
道中では夫と愛人のイチャイチャする姿を見せつけられ、ひたすら不快な思いをさせられるのです。
その後、王宮に到着するとフレデリックはリーゼではなく、ミレーヌをエスコートして王宮に入ります。
王宮の舞踏会に入るには紹介状とエスコートが必須。
馬車も帰らせていたため、取り残されたリーゼは寒空の下で1人待たされる事に。
その様子を大勢の人たちが見ており、むしろ「離縁の理由になる」と少し喜んだりもしていました。
そんなリーゼの元へ現れたのは宰相のアルウィンは「王宮で迷子になっていた招待客を案内する」という理由をつけ、リーゼを王宮の中へエスコートします。
アルウィンは世の女性の憧れの的であり、エスコートされているだけでリーゼたちは注目の的。
また、フレデリックは評判がすこぶる悪く、リーゼは妬まれたりする事なくむしろ同情される立場でした。
そんな中、「アルウィンは誰ともダンスを踊らない」という話を耳にします。
なぜ驚ないのかと尋ねると「気が向かないから?」と答えるアルウィン。
しかし、リーゼからたしなみ程度に踊れることを聞くと、突然「気が向いた」という理由でリーゼをダンスに誘い、ミレーヌを含めた会場中の注目を集める事になります。
見どころ:ちょっと抜けているヒロイン
リーゼは親に売られたも同然で伯爵家へやってきて、嫁ぎ先の伯爵家では夫に愛人がいて召使のように扱われている可哀想なヒロインです。
しかし「不幸で可哀想な悲劇のヒロイン」といった雰囲気は全くないのが見どころで、天然な性格と誰とでも仲良くなられるような親しみのあるキャラ。
この手の作品では珍しく使用人たちから慕われていたり、周りの貴族にも受け入れられています。
横暴な夫や愛人を相手にしてもすぐに冷めた目で見る様になり、裏で悲しんで泣いたりする事はありません。
ただ漠然と「離縁したい」と考え続けているだけであり、そのマイペースっぷりがリーゼの魅力で本作の見どころでもあります。
そして、リーゼとアルウィンの関係も見どころとなります。
リーゼは男爵家出身で伯爵家でも酷い扱いを受けている少女。
対するアルウィンは国の宰相であり、2人には大きな身分の差がありました。
それでもアルウィンはリーゼに名前で呼ぶように頼んだりしていて何だか良い雰囲気。
リーゼの天然に振り回されながらも、なんだかんだ仲良くやっていくところも見どころとなっています。
小説版では既に完結しているため、知っている人は知っていると思いますが、アルウィンが最後まで本作のキーマンとなってきます。
この2人の関係も見どころで、最初から目が離せません。
レビュー:今後の展開が楽しみな作品
本作は冒頭でフレデリックにお金を投げつけ、離縁を申し出るシーンが描かれています。
「離縁した後のストーリー」がメインなのかと思いましたが、離縁してからヒロインがどうやって生きていくのではなく「どうやって離縁するか」を中心に描いた作品でした。
良くあるストーリーかもしれませんが、特にリーゼの旦那とその愛人ミレーヌの極悪非道な振る舞いには、読者としても非常に腹立たしいものを感じますが、それが逆に物語を盛り上げる要素となっています。
リーゼの奮闘と成長を描く姿勢には感動を覚え、彼女がどのようにしてこの苦境を突破していくのか、目が離せません。
また、宰相アルウィンとの出会いが、彼女の人生にどう影響を与えていくのかも注目ポイントです。
物語のペースは非常にスムーズで、イラストも美麗で登場人物たちが生き生きと描かれています。
原作小説も読みやすく、初心者でも気軽に楽しむことができる作品となっています。
コミカライズ版も追いつつ、完結している小説版を一緒に読んでみると、より深くリーゼの世界を堪能できるでしょう。
貴族社会の中で、確固たる意志と知恵を持つ女性が自分の道を切り開く姿は、現代にも通じる普遍的なテーマとして心に響きます。
漫画としては、小説よりもまだまだ進んでいないので、今後の展開に注目です。
白い結婚から三年のあらすじまとめ
「白い結婚から三年」は秋田書店が出版する少女漫画で、美しい作画と読みやすさが特徴です。
物語の主人公リーゼは貧乏男爵家から伯爵家に嫁ぎ、夫フレデリックと愛人ミレーヌから冷遇される日々を送ります。
しかしリーゼは離縁を決意し、証拠を収集しながら自立を目指します。
物語は貴族社会を舞台に、リーゼの知恵と勇気で困難を克服する姿を描き、彼女と宰相アルウィンとの関係が見どころです。
原作は椿蛍の小説で、エブリスタで配信されており、漫画は2024年4月から「ヤンチャンweb」で連載され、雪村理子が作画を担当。
小説は既に完結しており、エブリスタで無償で読めますが「小説家になろう」では配信されていません。
漫画は現在進行中で、リーゼがどのように離縁を達成し、独立するかが中心テーマです。
初めての読者でも楽しめる作品であり、連載中の漫画も今後の展開が期待されています。