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青春スポーツ漫画の名手「あだち充先生」が描くMIX。
タッチの舞台として知られる明青学園を再び描いたことで、多くのファンが注目している作品です。
連載開始からすでに10年以上が経ち、「MIXは完結したの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問に答えるべく完結、最新刊情報やこれまでの展開を整理し、さらにMIXならではの魅力についても詳しく解説していきます。
漫画「MIX」は完結している?徹底調査
結論からお伝えすると、漫画「MIX」は現時点では完結していません。
2025/03月現在、物語は高校2年の秋季大会準々決勝という大事な場面を迎えています。
まだ終わらない!物語はまだ続く
なぜこのようにまだ続いているのかというと、作中で描かれている高校野球のシーズンや大会は、現実世界同様に一年ごとに進行しており、キャラクターたちの成長やドラマもじっくりと描かれているからです。
例えば、主人公の投馬は右手の負傷を抱えながらも、仲間たちと共に甲子園を目指して戦い続けています。
このようにスポーツ漫画ならではのリアルな試合展開や人間ドラマを大切にしているため、展開が丁寧でゆっくりなのが特徴です。
その反面、読者としては結末を迎えるまでかなり時間がかかる印象を受けるかもしれません。
しかし、これが「MIX」の大きな魅力でもあります。一気に終わってしまうよりも、登場人物たちの心の動きや成長をじっくりと追いかけられるからです。
だからこそ、焦らず気長に続きを楽しみに待つ姿勢が大切だと言えるでしょう。
漫画「MIX」の最新刊は何巻?
気になる最新刊の情報をお伝えします。
さらに次巻がいつ発売されそうか、これまでの刊行ペースから予想していきます。
各巻の発売日と収録話数一覧
現在の最新刊は2025年2月12日に発売された第23巻です。
- 1巻:2013/08/05(1話~5話)
- 2巻:2013/08/05(6話~10話)
- 3巻:2014/01/10(11話~15話)
- 4巻:2014/04/28(16話~20話)
- 5巻:2014/09/10(21話~25話)
- 6巻:2015/03/09(26話~31話)
- 7巻:2015/07/10(32話~37話)
- 8巻:2016/01/08(38話~43話)
- 9巻:2016/07/08(44話~49話)
- 10巻:2017/01/24(50話~55話)
- 11巻:2017/06/30(56話~61話)
- 12巻:2018/02/23(62話~68話)
- 13巻:2018/08/09(69話~75話)
- 14巻:2019/02/12(76話~81話)
- 15巻:2019/08/08(82話~87話)
- 16巻:2020/02/12(88話~93話)
- 17巻:2021/02/12(94話~100話)
- 18巻:2021/12/10(101話~108話)
- 19巻:2022/07/12(109話~115話)
- 20巻:2023/02/10(116話~122話)
- 21巻:2023/09/12(123話~129話)
- 22巻:2024/05/10(130話~136話)
- 23巻:2025/02/12(137話~143話)
次の24巻はいつ?ペースから読み解く発売時期
過去の刊行データを振り返ると、初期は年に2冊から3冊という早いペースで新刊が出ていました。
しかし、巻数が進むにつれて徐々に間隔が空くようになり、近年は半年から10か月程度のペースになっています。
例えば、21巻は2023年9月、22巻は2024年5月、そして23巻は2025年2月に発売されており、最近のリズムを見ると8~9か月間隔で続いているのがわかります。
この傾向から考えると、次の24巻は2025年10月から11月頃に発売される可能性が高いと予想できます。
ただし、これはあくまで過去の流れをもとにした予想であり、確定情報ではありません。
作者であるあだち充先生の体調や制作状況、雑誌連載の進行具合によって前後することも十分に考えられます。
実際、ファンからは「ゆっくりでもいいから続けてほしい」という声も多く、無理なく続いていくことを望む人が多い印象です。
このように考えると、次巻の発売を焦らずに待ちながら、これまでのストーリーを振り返る時間にあてるのもおすすめです。
特に登場人物の細かな心情や過去の伏線を再確認することで、より深く「MIX」の世界を楽しめることでしょう。
漫画「MIX」を安く読む方法
MIXは既に単行本が20巻以上発売されているので、全巻揃えるとなるとそこそこのお値段になります。
そこで、電子書籍ストアでクーポンやキャンペーンなどを活用すると、実質定価よりも安く買えることがありますので、おすすめサイトを紹介します!
ebookjapan:初回70%OFFクーポンが魅力
ebookjapanは、漫画の取り扱いが非常に豊富な点が特徴です。
取り扱い冊数は100万冊を超え、少年漫画や少女漫画、青年・女性漫画、さらにはTLやBLなど幅広いジャンルが揃っており、漫画ファンにとって非常に使い勝手の良いプラットフォームとなっています。
そして、初めて利用される方を対象とした特典があり、70%OFFクーポンが6回分配布されます。
このクーポンは1回の購入につき最大500円まで割引が適用され、有効期限は60日間。
例えばMIXは23巻の単行本は1冊616円で販売してますが、クーポンを利用すれば185円で購入可能となるため、初回利用時には非常にお得です。
また、ebookjapanでは常時18,000冊以上の無料漫画が公開されており、会員登録なしでも一部作品の試し読みができます。
PayPayと連携している点も強みで、支払いにPayPayを使用することで、ポイント還元を受けることも可能です。
中でも毎週開催されるコミックウィークエンドでは金土日の購入で高還元が受けられたり、曜日ごとに配布される割引クーポン、期間限定のセールなど、継続して利用したくなる仕組みも整っています。
ブックライブ:Vポイントが使えるサービス
ブックライブは漫画もそうですが、小説、ビジネス書、雑誌など幅広いジャンルの書籍を取り扱っています。
特徴として、豊富な作品数、充実した無料コンテンツ、お得なクーポン制度、ポイント還元、使いやすいアプリなどが挙げられます。
無料で読める作品も充実しており、常時1万冊以上の無料漫画が提供されています。
これらの無料作品は、会員登録なしでも読むことができるため、気軽に試し読みが可能です。
そして、お得なクーポン制度もブックライブの魅力の一つです。
毎日1回引ける「クーポンガチャ」では、10%から最大50%OFFのクーポンがランダムで当たります。
さらに、新規会員登録者には70%OFFクーポンが配布されるなど、初めて利用する方にも嬉しい特典があります。
ちなみに、購入金額に応じてVポイントやブックライブポイントが貯まります。
Vポイントは1ポイント=1円として利用でき、ブックライブポイントと併用することも可能です。
また、会員ランク制度があり、前月の購入金額に応じてポイント還元率が最大3%までアップします。
ブッコミ:月額ポイント制のサービス
ブッコミ(BookLive!コミック)は、電子コミックに特化した電子書籍サービスです。
このサービスでは、毎月定額の料金を支払うことでポイントが付与され、そのポイントを使って漫画を購入する仕組みとなっています。
月額コースには複数のプランが用意されており、例えば月額330円のコースでは330ポイントが付与され、さらに継続利用することでボーナスポイントも加算されます。
このようなポイント制度により、継続的に利用するユーザーにとってはお得感があります。
そして、ブッコミの特徴の一つとして、漫画によっては1話単位で購入できる点が挙げられます。
これにより、ユーザーは自分のペースで読み進めることができ、必要な分だけ購入することが可能です。
また、無料で読める作品も多数提供されており、定期的に更新される無料漫画や割引キャンペーンなども実施されています。
対応デバイスについては、専用のアプリを必要とせず、スマートフォンやタブレット、PCのブラウザから直接アクセスして閲覧することができます。
ただし、オフラインでの閲覧には対応していないため、常にインターネット接続が必要となります。
MIXはどんな作品?漫画概要
タッチに心を動かされた人も、全く知らない人も楽しめる作品ですが、実際どのような物語なのか気になる方もいるでしょう。
そこで、MIXの世界観について詳しく説明します。
明青学園を舞台に始まる新たな物語
まず「MIX」は、かつての名作「タッチ」と同じ明青学園を舞台にした野球漫画です。
ただし、物語は「タッチ」終了から約30年後が舞台となっており、当時の登場人物がそのまま主人公というわけではありません。
ストーリーの中心は、親同士の再婚によって兄弟となった立花投馬と走一郎、そしてその妹・音美の三人です。
この三人が低迷する明青学園野球部を再び甲子園へ導こうと奮闘する姿が描かれています。
例えば、投馬と走一郎は血の繋がらない兄弟ですが、生年月日が同じという特別な関係にあります。
この設定が、物語の深みを増しているポイントと言えるでしょう。
そして、タッチでおなじみの「明青学園」「甲子園を目指す野球部」「幼なじみ」といった要素はそのままに、全く新しいキャラクターたちによる新たなドラマが展開していきます。
これにより、タッチを知っている読者には懐かしさを、初めて読む人には新鮮な物語として楽しめるバランスの取れた作品に仕上がっています。
やはり、舞台設定だけでなく、そこに息づく人間関係や葛藤が、読者の心を惹きつける理由なのでしょう。
続編ではない青春ストーリー
「MIX」は、見た目こそ「タッチ」の続編に思えるかもしれませんが、実は直接的な続きではありません。
あだち充先生自身が「続編ではない」と語っているように、タッチの要素を引き継ぎつつも全く新しい物語として描かれています。
その理由は、前述の通り登場人物が完全に一新されていることにあります。
もちろん、タッチに登場したキャラクターの名前が作中で出てきたり、ライバル校の監督としてかつての登場人物が顔を見せることもあります。
しかし、それはあくまで背景やスパイスとしての要素に過ぎません。
物語の本筋は、立花兄弟と音美を中心に展開される青春ドラマにあります。
野球だけでなく、家族の絆や恋愛、仲間との関係など、日常の中で揺れ動く繊細な心の動きが丁寧に描かれているのです。
例えば、投馬と音美の間に漂う微妙な距離感や、走一郎の支える立場としての葛藤など、登場人物一人ひとりに感情移入しやすい構成になっています。
これを続編だと決めつけてしまうと、過去作と比べてしまうことで純粋に楽しめなくなるかもしれません。
だからこそ、MIXは「タッチの次世代作品」として、まっさらな気持ちで読んでみることをおすすめします。
新旧ファンどちらにも刺さる、新たな青春物語がそこには広がっています。
漫画「MIX」の見どころといえば?
MIXが多くのファンを惹きつける理由は一つではありません。
その魅力をさらに掘り下げて紹介していきます。
スポーツと日常が絶妙に絡み合うあだち充ワールド
MIXの見どころを一言で表すなら、野球だけにとどまらない物語の広がりです。
もちろん、明青学園野球部の奮闘を描いたスポーツ漫画としての面白さは十分にあります。
しかし、それだけで終わらないのが、あだち充作品ならではの魅力です。
なぜなら、野球のシーンと同じくらい、日常の何気ないやり取りや家族との会話、学校生活が丁寧に描かれているからです。
例えば、朝の食卓で交わされるたわいもない会話や、妹・音美との日常的なやり取りが見どころで、読者は自然と引き込まれてしまいます。
このように、スポーツの熱さと日常の温かさがバランスよく組み合わさっていることで、野球に詳しくない人でも物語に入りやすくなっています。
だからこそ、スポーツ漫画にありがちな「試合だけの盛り上がり」ではなく、登場人物たちの日常も含めて丸ごと楽しめるのが、MIXという作品なのです。
画面越しに伝わる「間」や「空気感」の心地よさ
あだち充作品の大きな特徴として、登場人物のセリフが少ない場面が多いことが挙げられます。
これを物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、実はこの「余白」こそが、読者の想像力を刺激し、作品への没入感を高めているのです。
例えば、登場人物が黙って空を見上げるシーンや、ふとした仕草だけで気持ちが伝わる場面など、言葉にしない表現が物語に深みを与えています。
これは、アニメや漫画を通じて画面越しでもしっかり伝わってくる独特の空気感です。
こうした間の取り方や、日常の静かな時間を大切にする描写は、他のスポーツ漫画ではなかなか味わえない見どころと言えるでしょう。
読者はあえて説明されない部分を自分なりに感じ取り、物語の世界に自然と引き込まれていきます。
このように、セリフや展開だけでなく、絵や空気感そのものを楽しめるのがMIXの魅力です。
野球だけじゃない!家族愛や恋愛模様
MIXの面白さは、野球の試合や勝敗だけではありません。
家族や恋愛といった、誰もが共感できる人間関係も大きな見どころになっています。
例えば、主人公たちは親の再婚によって義理の兄妹になったという複雑な関係性を抱えています。
特に、投馬と音美の間に流れる微妙な感情は、家族だからこそ素直になれない葛藤や、時折見せる特別な想いが繊細に描かれています。
読者は、彼らの距離がどう変化していくのか、自然と気になってしまうはずです。
また、明青学園の仲間やライバルたちとのやり取りも、野球以外の魅力を感じさせるポイントです。
友情や嫉妬、時には恋愛が絡むことで、物語に深みが生まれ、読む手が止まらなくなるでしょう。
ただ、こうした関係性は一筋縄ではいかず、もどかしい展開が続くこともあります。
それでも、そのもどかしさこそがあだち充作品らしい魅力であり、最後まで見届けたくなる理由なのです。
野球だけでなく、登場人物たちの心の動きにもぜひ注目して読んでみてください。
MIXの主な主要キャラクター紹介
MIXの物語を語る上で欠かせないのが、個性豊かなキャラクターたちです。
物語を支える立花家の三兄妹、その他魅力的な人物像を深掘りしていきます。
才能と余裕を隠し持つエース:立花投馬
立花投馬は、明青学園野球部でピッチャーを務める義兄弟の弟にあたる存在です。
一見、無気力に見えるその態度からは想像しにくいほど、実は抜群の野球センスを秘めています。
特にピッチングに関しては、周囲も一目置くほどの実力を持っており、冷静に試合をコントロールする姿が印象的です。
しかし、彼が魅力的なのは技術だけではありません。
普段はふざけたり飄々としているように見えて、実は誰よりも仲間や家族のことを大切に思っています。
だからこそ、投馬が本気を見せる場面は読者の心を強く揺さぶるのです。
試合だけでなく、日常の何気ない一コマでも投馬らしさが光る、そんなキャラクターと言えるでしょう。
兄として支える頭脳派キャッチャー:立花走一郎
投馬の義兄である立花走一郎は、チームの要となるキャッチャーです。
感情をあまり表に出さず、常に冷静に状況を見極める姿勢は、チームメイトからも信頼されています。
彼のリードは相手バッターの癖を見抜き、ピッチャーを最大限に活かす計算されたもの。
その頭脳派ぶりが、明青学園を支える大きな力となっているのです。
走一郎は、投馬とは違い目立つタイプではありません。
ですが、いざというときには兄として、またキャッチャーとして、誰よりも頼りになる存在です。
家族の中でもバランサー的な役割を果たしており、投馬や音美を見守る姿からは、優しさと責任感がにじみ出ています。
控えめながらも物語に欠かせない存在、それが走一郎です。
兄たちを支えるムードメーカー:音美
立花家の妹である音美は、兄たちの活躍を誰よりも応援する元気な女の子です。
学校では「ミス明青」と呼ばれるほど人気者ですが、決して気取ることなく、誰に対しても明るく接する性格が魅力的です。
兄たちの試合を誰よりも楽しみにしている応援者ですが、それだけに留まりません。
フルートを担当する吹奏楽部員としても、野球部を陰ながら支える存在でもあります。
音美は、物語の中で兄たちのやり取りを見守るポジションに見えるかもしれませんが、実は物語を動かす重要な役割を担っています。
特に投馬との距離感には、単なる兄妹以上の特別な空気を感じさせる場面も多く、読者をドキドキさせる存在です。
彼女がいることで、物語に柔らかさや温かさが加わっていると言えるでしょう。
ライバル校や指導者たちの存在
MIXには、立花兄弟だけでなく、彼らを取り巻くさまざまなキャラクターが登場します。
なかでも印象的なのは、ライバル校の選手や監督たちです。
例えば、勢南高校のエース・西村拓味は、かつて「タッチ」で上杉達也のライバルだった西村勇の息子として登場し、父親譲りの実力と存在感を見せています。
さらに、東秀高校の三田浩樹はプロからも注目されるほどの実力派ピッチャーで、投馬たちの大きな壁として立ちはだかります。
彼らとの対戦は、野球ファンなら思わず手に汗握る展開になるでしょう。
一方、明青学園の指導者である大山吾郎監督も、物語の要となる存在です。
かつて投馬の父・英介と共に野球部を支えてきた人物であり、時に厳しく、時に温かく選手たちを見守っています。
このように、チーム内外を支える大人たちの存在も、物語に深みを与えている要素の一つです。
MIXのレビュー:リアルな感想
タッチ世代が感じる懐かしさと期待感
MIXを読んだ「タッチ世代」からは、懐かしさを口にする声が多く見られます。
やはり、かつて夢中になった明青学園やおなじみのキャラクターに再び出会えることが、大きな魅力になっているのでしょう。
物語の中には、西村勇やその息子の登場など、旧作を知っている人なら思わずニヤリとしてしまう要素が盛り込まれています。
しかし、タッチそのものの続きではなく、あくまで「同じ世界観を共有する別の物語」として描かれているため、期待しすぎて物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
それでも、登場人物たちの会話や学校の風景からは確かにタッチの面影が感じられ、当時を思い出しながら読める点は大きな魅力だと言えるでしょう。
私の場合、MIXを読んでいると、ふと学生時代に夢中になっていたタッチを思い出し、懐かしさで胸がいっぱいになる瞬間があります。
だからこそ、タッチを知っている方にはぜひ一度手に取ってほしい作品です。
初めて読む人でも楽しめる普遍的な面白さ
一方で、タッチを知らない新しい世代からもMIXは高く評価されています。
なぜなら、過去作を読んでいなくても十分に楽しめるストーリー構成になっているからです。
登場するキャラクターたちは、誰でも共感できるような悩みや葛藤を抱えており、野球を中心にしつつも人間ドラマとして深く描かれています。
特に、野球に詳しくない人やスポーツ漫画をあまり読まない人でも楽しめるように、日常のシーンや恋愛模様も丁寧に描かれている点が支持される理由の一つでしょう。
例えば、投馬と音美の関係性や、家族や仲間とのやり取りには、スポーツとは違った温かさや切なさが詰まっています。
そのため、野球に興味がなくても、登場人物の成長や人間関係の変化を追いかけるだけで十分楽しめる作品になっています。
誰でも気軽に読める間口の広さが、MIXの大きな魅力なのです。
物語後半に待ち受ける衝撃展開への賛否両論
前述の通り、MIXはストーリー序盤こそ明るく爽やかな雰囲気で進んでいきますが、後半にかけて意外な展開が待っています。
特に、投馬の父・英介が試合中に突然亡くなるシーンや、投馬自身の右手の怪我など、読者の心を大きく揺さぶる出来事が次々と描かれます。
このような展開に対しては、感動したという声がある一方で、「つらすぎる」「悲しみばかりが続く」といった意見もあり、評価が分かれています。
特に、野球だけでなく家族や恋愛も丁寧に描いてきたからこそ、読者の感情移入が強く、ショックを受ける人も少なくありません。
しかし、あだち充作品に共通する「甘くないリアルな青春」を描いているとも言え、単なるハッピーエンドだけを期待する作品ではないことを改めて感じさせられます。
こうした賛否両論も含めて、多くの読者の心に残る作品だからこそ、次の展開を見届けたいと思わせるのではないでしょうか。
MIXは完結した?まとめ
MIXは、あだち充が描く新たな明青学園の物語であり、タッチの続編と誤解されがちですが、まったく別の視点で楽しめる作品です。
野球を軸にしつつも、家族や仲間との絆、恋愛や成長など多彩なドラマが丁寧に描かれており、タッチ世代から初めて読む人まで幅広い読者を惹きつけています。
試合だけでなく日常シーンや登場人物の間合いが心地よく、読み進めるほどに作品の世界に浸れるのも魅力です。
完結はまだ先ですが、その過程をじっくり楽しめる一冊と言えるでしょう。