極限夫婦の漫画を読んだ感想レビュー!結末や内容は面白い?

女性漫画

漫画アクションで連載している極限夫婦。

ユーモアの中にリアルな夫婦関係が垣間見えたり、意外な展開にハラハラさせられたりと、読む人の心を引きつける話題作です。

短編ならではの凝縮されたストーリーと、個性的なキャラクターの描写が絶妙で短時間で味わえるのも魅力的なポイント。

今回は、漫画の極限夫婦を実際に読んだ感想を交えながら、その内容や魅力、そして感じたポイントについて徹底レビューしていきます!

極限夫婦を読んだ感想:痛快リベンジストーリーの魅力

短編漫画なので短い連載(2~3話程度)で物語が終わる形になっています。

シーズンごとに話が分かれており、結末もそれぞれ異なる内容になっています。

様々なシーズンを読んだ感想としては、現実にあり得るモラルハラスメントや経済的なハラスメントを受ける妻たちの強さが描かれており、非常に印象的でした。

物語の中で登場する夫たちは、信じがたいほど酷い人間として描かれており、彼らに立ち向かう妻たちの姿勢には深い共感を覚えました。

夫たちのクズっぷりには本当に腹立たしさを感じましたが、それでも最後には女性たちが冷静に戦い、復讐を果たしていく様子に、胸がスカッとしました。

また、現実にもこうしたハラスメントが少なくないという意識を持たせる点で、この作品は単なるエンターテインメントにとどまらず、社会的なメッセージを伝えていると感じます。

特に印象に残ったのは、シーズン2の話で、浮気相手の子供が実は夫のものではなかったという展開です。

この予想外の事実が明らかになることで、妻の賢さや戦略的な行動が際立ち、読んでいて心地よい逆転劇を楽しむことができました。

一方で、一部のエピソードには少しモヤモヤを感じる部分もありました。

例えば、仕返しの方法が現実的でないと感じたり、妻側の行動にも疑問を感じることがあったのも事実です。

そして、その後の物語も気になる点で、仕返しを果たした後、妻がどのように幸せに暮らしているのか。

あるいは夫がどのようにその報いを受けているのかなど、復讐後の余韻を描いてほしいと思った部分もありました。

離婚後に妻が充実した人生を歩んでいる、あるいは新たなパートナーと幸せな家庭を築いているといった、幸福な後日談があれば、さらに満足感を得られると感じました。

しかし、全体としては、読んでいてストレスを発散できるカタルシスが感じられる作品であることに間違いはありません。

極限夫婦は、現代における夫婦の問題を赤裸々に描き、厳しい現実の中でも自分の尊厳を守るために戦う強い女性たちの姿を通して、読者に勇気とスカッとする感情を与えてくれる漫画だと思います。

ちなみに、あらすじなどドラマも同じような内容になっているので、視聴すると漫画と同じような気分になれます。

 

 

漫画はどこが面白い?見どころについて

極限夫婦での見どころといえば、当然本作のテーマともなっている「復讐劇」が最大の見どころです。

ストーリの序盤は妻が夫に裏切られるパターンが大半のため、読んでいるとかなりイライラする人も多いと思います。

しかし、最終的には定番かもしれませんが「ざまぁみろ」というような展開になっているので、イライラが大きければ大きいほど最後にスカッとする復讐劇を楽しむ事ができます(笑)

それまで上から目線で偉そうに悪いことをしてきた夫や浮気相手が、最終的に大慌てして転落していく様を見てスカッとしない人はいないでしょう。

また「夫が不幸になってめでたしめでたし」というだけでなく、これまで苦労してきた妻たちが最終的に別れて幸せに暮らしているところも気分良く終われる理由の1つです。

そして、主人公以外では妻の強力な「味方」も見どころとなっています。

夫への復讐劇がテーマの本作ですが、妻には復讐劇のキーマンとなる心強い味方が登場します。

夫の会社の上司が妻の親族だったり、離婚をしても夫の母親が妻の味方をしたり、勤め先の上司に勧められて新会社の代表取締役を任せられたり。

いろいろなパターンがありますが、夫への復讐を果たすため強力なトドメの一撃をサポートしてくれるのが、極限夫婦の良さでもあるのです。

また、まだ少ししか読んでいない方は、一部作品が無料で読めるサービスもあるので、以下のページをご覧ください。

 

 

結末(話の終わり)に期待していること

スカッとする結末

多くの方が求めているのは、日常的なモラハラや経済的なハラスメントに耐えてきた主人公の妻たちが、最後に強い意志を持ち、夫に対して完膚なきまでに制裁を加える結末です。

現実ではなかなか実行できないような大胆で派手な復讐劇を期待する人も多いでしょう。

夫たちの行動には我慢ならない部分が多く、それに対する仕返しが成功し、夫が屈辱的な立場に追い込まれることで読者は「やってやった!」というカタルシスを得ます。

また、夫の不正が会社や家族の前で暴かれ、周囲から非難されるような公の場での「公開制裁」が好きな方も多いはず。

そして結末はスカッとする要素が含まれており、これが作品全体の醍醐味であり、多くの読者が特に期待する部分でしょう。

漫画では限られたページ数の中でストーリーを展開するため、シンプルで直球なものが多くなっており、結末も読者を裏切ることなく「スカッと」するような内容となっているものばかりなので、期待に応えている漫画と言えます。

悪事への応報と報復の正当性

作品中で描かれる夫たちは浮気、モラハラ、経済的な支配など、様々な酷い行動をします。

読者は、その行いに見合った報復がなされることを期待しています。

それは、法的な制裁であったり、社会的な信用の失墜であったり、あるいは家庭的な場での絶対的な立場の逆転です。

「クズ夫たちが悪事に見合う代償を払わされる」という結末が、最も重要なポイントの一つです。

この正当な報復こそが、強い感情的な共感を呼び、すっきりした気持ちを与えるものです。

極限夫婦の漫画概要

Season01あらすじ:ダメ夫たちへの復讐が始まる!

「こんなはずじゃなかった」。幸せな未来を夢見て夫婦になった2人。

しかしそんな時間は短く、妻たちは夫の浮気やパワハラに悩まされて始めます。

自分に無関心で高圧的な態度をとり続け、「何のとりえもないお前と結婚してやった」と言い出す夫。

何年たっても子供ができず、「子供が出来ないのはお前のせいだ」と言い出す夫。

何をするにも自分や自分の家族を優先し、一族全員と一緒に嫁の事を全く尊重しない夫。

短編作品なので様々なダメ夫たちが登場します。

夫の罪はそれぞれ違いますが、共通している点が1つ。それは妻からの復讐劇にあってしまう未来です。

最終的に夫と妻の立場が逆転し、偉そうな態度をとっていた夫たちは地の底へ叩き落される事に…。

短編漫画という事もありサクサク区切り良く読めるので、ちょっとした時間で読み切れるのが本作の良いところ。

ただ1つだけ気になった事があるとすれば、本作はクズ夫に妻が復讐してスカッとするストーリーなので、男性目線で読んでいると常に悪者の夫側がクズ過ぎて悲しくなる事も(笑)

とはいえやはりスカッと系は読んでて気分も良くなるので、普段ストレスが溜まっている方は「極限夫婦」を読んでスカッとしてみてはいかがでしょうか。

Season01ネタバレ:ドS上司とダメOL

主人公の桃子は3年前に社内恋愛をし、寿退社をした専業主婦。

相手は上司の船越高弘課長で、当時から厳しいドSな上司でした。

それでも厳しく叱った後にはしっかりとフォローするなど、優しい一面に桃子が惚れて2人は結婚する事になります。

しかし3年経つ頃には「優しい部分」が無くなってしまい、何をしても叱られてばかり。

それでも高弘の事を愛していた桃子は一生懸命頑張っていたのですが、ある日高弘が浮気していた事を知っていしまいました。

証拠の写真を突きつける桃子でしたが高弘は反省する様子もなく、むしろ「浮気される桃子の方に原因がある」と言い出す始末…。

そして「何のとりえもないお前と結婚してやったのに何様のつもりだ」「養われてる分際で生意気なんだよ」という言葉が桃子に離婚を決意させます。

離婚をするにあたって仲人を務めてもらった専務に挨拶する事となった2人。

高弘は専務に将来性を見込まれていると思っており、桃子には余計なことを言わないよう釘をさしました。

そして挨拶当日、専務の自宅へ事情を説明するためやってくると、桃子は突然専務の奥さんに向かって「おばちゃん」と呼び始めます。

大慌てする高弘をよそに、専務の奥さんは「もう話していいの?」と切り出し、桃子が自分たちの姪っ子だという事実を高弘に告げました。

桃子はコネ入社だと知られるのが嫌だったので黙って貰っていたのですが、その事実を知った高弘は顔面蒼白。

専務からもプレッシャーをかけられ、桃子もその場では離婚の話しを出さず引き返す事に。

自宅に戻った高弘は桃子に土下座で謝罪し、浮気相手とは別れ、自分は専務の身内だと息巻きます。

しかし後日会議室に呼び出され、そこには専務や役員、さらには会社を辞めたはずの桃子までいて…。

子供が出来ない理由

5年前、主人公の杏子は取引先の営業だった直樹と結婚。

夫婦共働きでしたが仕事は上手く行っており、直樹は家事にも協力的でいわゆる「すてきな夫婦」。

そんな2人の間には1つだけ大きな問題が…それは結婚から5年経っても杏子に子供が出来ないことでした。

妊活をしながら5年間も子供が出来なかったため、「何か原因があるのでは?」と思い杏子は一緒に病院で診てもらう事を提案するのです。

直樹は杏子に原因があると思っており、あまり協力的ではなく渋々検査キットで検査する事に。

しかし間もなくして、直樹から「子供ができた」と告げられる杏子。

自分が妊娠していない杏子は当然困惑し、直樹の子供を身ごもったのは後輩のユカだという事を理解するまでしばらくの時間を要してしまいました。

自分がいないところで「子供ができた方が家族なんだ」と直樹がユカに言っているのを聞いて、杏子は何もかもがどうでもよくなって離婚する事に。しかしここでも新たな問題が発覚してしまいます。

直樹は貯金の500万円を母親の病気が原因で使い切り、貯金が無く慰謝料が払えないと言い出したのです。

結局自分が折れる形で全て受け入れた杏子は、最後に直樹の母親の元へ挨拶するため実家を訪れます。

2人の関係は良好で杏子は直樹の母親を尊敬しており、直樹の母親も杏子を自慢の娘だと可愛がっていたため、再会した時に直樹の母親は涙を流して謝罪し、桃子も笑顔で気遣いを見せていました。

しかし会話の中で直樹の嘘が次々と発覚していき、証拠を掴んだ2人は激怒。

数か月後、会社の合同BBQに赤ちゃんを抱きながら現れたユカと直樹でしたが、その場で直樹だけでなくユカの秘密も暴露し、杏子の復讐劇が始まる事になります。

極限夫婦の漫画を読んだ感想レビューまとめ

極限夫婦は、痛快なリベンジストーリーを描いた短編漫画です。

各シーズンは独立した物語となっており、モラハラや経済的ハラスメントを受ける妻たちの強さが際立っています。

非常に酷い夫たちに対し、妻たちが冷静に戦って復讐を遂げる様子が共感を呼び、読者に爽快感を与えます。

また、社会問題にも触れる内容となっており、現実にある問題への意識を高める要素も含まれています。

一方で、復讐後の妻たちの幸せな日常が描かれていないことにやや不満を覚える部分もありますが、全体として作品は読者にカタルシスを提供します。

作品の魅力は、夫への報復劇にあり、悪事に見合う代償を払わせるストーリーが読者の期待に応えています。

限られたページ数で展開されるシンプルで直球なストーリー構成により、多くの読者が満足できる結末を楽しむことができます。

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