僕は君たちを支配するの漫画は、ヤンマガwebで連載されていた青年マンガです。
その独特な設定から多くの読者を魅了してきた話題作で、大人向けの内容なので読む人を選ぶ漫画でもあります。
また、現在この作品が完結しているのか、あるいはまだ連載中なのか気になっているので知りたい方もいるでしょう。
さらに、最新話が何話まで公開されているのか、全体のストーリーがどのように進展しているのかも気になるポイントだと思います。
本記事では「僕は君たちを支配する」の連載状況や最新話について詳しく解説します。
完結したかどうかを確認したい方や、最新話の情報を知りたい方はぜひ読み進めてみてください!
僕は君たちを支配するの漫画はついに完結!
作者「千田大輔」先生の僕は君たちを支配するは、閉ざされた学校という特殊な舞台で展開されるハーレムサスペンスとして、非常に注目を集めました。
2022年から2023年末まで連載されていた作品で、すでに完結しています。
結末に向けて、キャラクターの関係性や展開が徐々に変化し、読者を最後まで惹きつける内容でした。
このように連載が終了したことで、物語全体を通して一貫したテーマを楽しむことができます。
よって、完結済みの作品なので、一気読みをしたい方にもおすすめの作品です。
何巻まで読め最新話は?
2025/01月現在、全11巻で完結しているので1巻から11巻まで読むことが可能です。
また、最終話は11巻の第94話となり、物語の結末までしっかり描かれています。
各巻の発売日と配信話
- 1巻:2022/06/20(1話~6話)
- 2巻:2022/08/19(7話~14話)
- 3巻:2022/10/20(15話~22話)
- 4巻:2022/12/20(23話~31話)
- 5巻:2023/02/20(32話~40話)
- 6巻:2023/04/20(41話~49話)
- 7巻:2023/06/20(50話~58話)
- 8巻:2023/08/18(59話~67話)
- 9巻:2023/10/19(68話~76話)
- 10巻:2023/12/20(77話~85話)
- 11巻:2024/02/20(86話~94話)
この作品は過去にヤンマガWebで連載されており、現在でもコミックスとして読むことが可能です。
また、作者の千田大輔先生は週刊少年マガジンでラブコメの「マコさんは死んでも自立しない」マガジンポケットではサスペンスの「ヒロインは絶望しました。」を描いていた方です。
読めばすぐに「見た事ある絵柄だ」と思う人もいると思います。
僕は君たちを支配するの漫画概要
あらすじ:閉ざされた空間で揺れ動く人間模様
僕は君たちを支配するは、ある同窓会の場で突然発生した異常事態をきっかけに、閉鎖空間に取り残された男女8人の物語です。
舞台は、彼らがかつて通った学校。
同窓会のために母校を訪れた佐藤ハルカ達は、突如学校を覆った謎の壁により、閉鎖空間に閉じ込められてしまいました。
ハルカの他に閉じ込められたのは7人の元同級生の女性陣。
弁護士、医師、教師、大学院生、編集者、専業主婦、整備士…全員がしっかりとした人生を送っている中、唯一の男性であるハルカだけは無職という事もあり、男性ではあるもののヒエラルキーは最底辺でした。
そんな状況が変わり始めるのは、閉じ込められて2か月が経ったころ。
自給自足の生活にも慣れ始め、何とか閉じ込められたままの状況でも生活ができる目途が立ち、みんなの心に余裕ができ始めたのがきっかけとなります。
これまでは状況整理と生きていく事に必死だった8人でしたが、余裕が生まれたことで些細な争いが起こるようになり、8人の間でピリピリしたムードが…。
さらに余裕が生まれたことで性欲という新たな問題も発生し、ハルカは「みもり」の助言もあり、1人ずつ女性陣の身も心も支配していく計画を立てます。
最初は些細な争いだったものが、やがて人間関係の崩壊と支配の構図へと発展していくのです。
見どころ:リアルな人心掌握
本作の見どころは、ハルカがどのようにして女性陣の心を支配していくかです。
最初から完全に言いなりだったみもりは別として(もちろんある秘密も後々明かされるのですが)、他の女性陣には飴とムチを上手く使い、まるで神と信者のような関係を作っていきます。
そのやり方は弱みに付け込んでいくような非常に狡猾なやり方が多く、主人公のハルカがとにかくゲスい!
嫌いな人はとことん嫌いになるタイプだと思います(笑)
ですが長期間かけて徐々に依存させていくやり方はリアルで、見ていてちょっと怖くなるようなところも本作のみどころだと思います。
成人向け作品にならないギリギリのライン
本作は成人向けの描写があるギリギリの作品です。
というか、個人的には「もうこれ18禁なのでは?」と思うくらいギリギリのラインでした!
ですがピッコマなどでも公開されており、かろうじで青年マンガの枠に入っているようです。
そのため小さなお子様にはおすすめ出来ませんが、中学生~高校生の層には年齢制限を気にすることなく読める、かなり刺激が強い作品になっていました。
本作の作者である千田大輔先生は前作の「ヒロインは絶望しました。」でも話題になったのですが、結構特殊な性癖をしている作者であり、中学性、高校生の年代なら間違いなくドキドキしながら読めると思います。
ネタバレ:第一話「隔離された学校」
学校の門へ行き、「今日も変化なしか…」と呟きながら何かを蹴るハルカ。
その足は門を蹴っていた訳ではなく、門に出来た謎の壁に向けられていました。
同窓会の時間より少し早く集まった8人(男1人・女7人)は、突如現れて学校を覆ってしまったこの謎の壁により、外の様子を見る事もできず完全に隔離。
そんな状態が2か月経った時点からストーリーは始まります。
役割分担をして自給自足し、生活も徐々に落ち着き始めた事で少しずつ心に余裕が出始めた8人でしたが、
逆にその心の余裕が「争いを生む余裕」にもなってしまい、ギクシャクした日々を送るようになってしまいました。
唯一の男であるハルカは別棟で生活する事になっており、就寝時は1人だけ別棟まで移動。
そんなハルカしかいない別棟の寝室に、「話がある」と言いながらみもりが現れます。
みもりの目的は性欲処理であり、ハルカに「今日も私を抱いてください」とお願いし、2人はいつも通り夜を共にする事に…。
ベッドではドMなみもりとドSなハルカ。
ですが必要以上に自分を崇めるような態度をとるみもりに対し、ハルカはイライラする感情を抱いていました。
それからしばらくの時間が経った後、この2か月の間に色々な事を諦め「何かが起こる訳でも無い」「どうでもいい」と口にするようになっていたハルカ。
しかしみもりは逆に楽しそうな表情を浮かべ、「このままにはならない」「もっと楽しい状態になるはず」と断言します。
最初は発言の意味が分からずにいたハルカでした。
アズミの支配
意見の対立から女子のグループでも1人浮いた存在となっていたアズミ。
ハルカの事を一番バカにしていた人物であり、高圧的な態度は周りから大きな反感を買っていました。
最初は言い争い程度でしたが、次第に手を出したりとヒートアップし、会話することも無くなって食事は1人で取る事に…。
そんな時、いつも一緒に食事をしてくれていたのがハルカでした。
ハルカが自分を認めてくれる唯一の人だと思い、アズミは「ハルカがいれば他の奴らなんかどうでもいい」と思うほど孤立してしまいます。
そんな時、ハルカから「他のみんなの作業を手伝いたいから」という理由で、作業の担当を変わって貰えないか頼まれました。
唯一の味方であるハルカからの頼みで聞いてあげたい気持ちはあるものの、ハルカを独占したいアズミは「他のみんな」という言葉が引っ掛かり、その頼みを断ってしまいます。
この瞬間をきっかけにハルカの態度は一変。
手伝いはみのりに頼み、アズミがこれからは自分が手伝うと言っても「みのりに頼むから」と拒否し、食事もアズミ以外の仲間と食べるようになってしまいました。
ハルカに見捨てられながらも「一人でも全然大丈夫」と言い聞かせるアズミでしたが、全員から必要とされることが無くなった焦りと、際限なく訪れる負の感情に心が壊れ始めます。
気付けば頭の中はハルカの事でいっぱいになり、完全に壊れてしまいそうになった瞬間、アズミの部屋にハルカが現れて優しい言葉を囁きます。
読んだ感想:刺激的な作品で堂々と読みにくい
色んな意味でギリギリの作品。「本当によく成人向けにならなかったな」と思ったのが最初の感想でした。
設定は26歳ですが、作画的に高校生くらいにしか見えないので、より一層際どい感じがします。
物語の展開は想像以上に刺激的で、キャラクターの心理が細かく描かれていることが印象的でした。
とりあえず言える事はハルカがゲスい!そして何を考えているのか分からないみのりが不気味すぎる!
主人公ハルカの支配方法が非常に巧妙で、読者としてその行動に驚かされることが多々ありました。
一方で、その行動に共感できる部分は少なく、むしろ嫌悪感を抱く場面も多いです。
このアンビバレントな感情が、読者を物語に引き込む要因の一つとなっています。
逆に飴とムチで支配されていく女性陣が可哀想に感じるのですが、男性読者ならドキドキする事間違いなしの展開でしょう。
ただ、ハーレム要素やちょっとした性的な描写があるため、これらの点が苦手な方にはあまり向かないかもしれません。
しかしながら、その描写が心理的な支配やキャラクターの内面を深く掘り下げるために使われており、単なる刺激的な要素以上の役割を果たしていると感じました。
もし「僕は君たちを支配する」を読むときは、1人でこっそり読む事をおススメします(笑)
僕は君たちを支配するは完結になった?まとめ
僕は君たちを支配するは、心理描写と閉鎖的な空間での人間関係の変化を軸に描かれた漫画です。
全11巻で完結しており、物語は突如謎の壁に閉ざされた学校内で8人の男女が繰り広げる人間模様を軸に展開されます。
主人公ハルカの支配手法や登場人物たちの心理的変化は非常にリアルで、読む者を引き込む力があります。
一方で、性的描写や主人公の狡猾な行動が好みを分ける要素でもあり、読者によって受け取り方が異なる作品です。
物語の進行は飴とムチを巧みに使い分けた支配の過程が中心で、女性キャラクターたちが抱える弱みや感情をリアルに描いています。
その一方で、マンネリ化した展開やキャラクター造形の面で一部批判的な意見も見られます。
結末まで一貫して心理的支配のテーマが追求され、ラストは衝撃的かつ印象深いものとなっています。
人間心理の深層に触れる作品として、興味があればぜひ手に取ってみてください。